指圧とマッサージ その5

 

だいぶ間が空いてしまいましたが、指圧とマッサージの第5回、最終回です。

第4回で説明したように、現状では指圧とマッサージは同じものとしてとらえられても不思議ではありません。とにかく、マッサージという言葉がカバーする範囲が広すぎるのです。

身体に触れて押したり揉んだりすることが「マッサージ」として認識されているのですから、「あん摩」「指圧」などよりも「マッサージ」と言った方が、イメージはしやすいのだと思います。
(「整体」もかなり認知度の高い言葉ですが、これについては別の機会に書こうと思います)

 

では、これだけ言葉が錯綜している中で、施術を受ける人はどうやってお店を選べばいいのでしょうか?

個人的結論としては、ありきたりですが名前にはこだわらず自分のニーズに合うところに通うのが一番良いように思います。

手技療法の効果は、施術者との相性、施術技術との相性、に大きく依存しますから、行ってみて「ここは合うな」と思ったところへ行くのが確実だと思います。技術に関して言えば、あん摩のようにもみほぐすのが好きな人は、押すだけの指圧では物足りない、と思うかもしれません。ゆっくりしたリズムの指圧が好きな人には、あん摩のような速めのリズムは気持ち悪いかもしれません。オイルマッサージで美肌効果を求めている人は、服の上から行う「マッサージ」、あん摩、指圧では満足できないでしょう。

ただ、1つ言えることとしては、こういった技術の違いをきちんと把握している施術者の方が良い、ということです。手技療法というのはホントに種類が多く、目移りするほどです。ですから、施術者がどういった組合わせで何を目的として行うか、を認識した上での施術でないといけないと思います。

自分の経験では、施術の目的に合わせて臨機応変に良い技術や考え方を取り入れて独自の施術を行っているお店は良い傾向があります。ただマニュアルの様にやっているお店はやはり施術の質が低いように思います。
これを判別できる方法があります。施術者に「指圧とマッサージって何が違うんですか?」といった質問を投げかけてみてください。納得できる答えがわかりやすく返ってくれば、良い施術者である可能性が高いです。そこからさらに深くつっこんでみれば、その人がどういう経緯で今の施術方法を選んだのか、など教えてくれるかもしれません。
(気難しい人もいるので、答えてくれるかはわりませんが(笑))

なお、当院で行っている施術は広義にとらえればマッサージになりますのでご紹介いただく場合などは、マッサージ、と言う方が相手に伝わりやすいと思います。
そして実際にいらしていただいた方には、指圧の良さを施術を通して伝えていきます。

 

指圧とマッサージ、同じ事を指しているかと思いきや微妙に違うこの言葉、奥深く、面白いな、と思いました。

 

※ここに書かれている考察は、個人の見解に基づくものです。

 

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