指圧とマッサージ その2

指圧とマッサージについて、第2回です。

今回は前回の教科書的定義に基づいて、それぞれの手技の特徴と効果を、個人的見解を交えて解説します。話の流れであん摩も含めます。

 

あん摩
肩もみ、でイメージされる「もみ」があん摩の基本的な動きになります。前回貼付けた画像で見られるように、リズミカルに筋肉をほぐしていくのが特徴です。施術の際は手ぬぐいを当てて行います。そうしないと皮膚をこすってしまって痛かったり気持ち悪かったりするからだと思います。あと、肩たたきのような感じで叩く手技も豊富です。

体感的に「とにかくコリを揉んでほしー」という時はあん摩が一番良いかもしれません。とにかくガンガン揉まれる感覚があります。また、手の動きが早いので短い時間に広い部位をさっと流すのにはすごく向いているのでは、と個人的には思います。また、スポーツトレーナーなどが行う「スポーツマッサージ」の中にはあん摩的な技術が多く含まれてはいないでしょうか。短い時間の中で筋肉をほぐすのに向いているのだと思います。

あん摩は主に筋肉を対象として、遠心性(身体の中心から手足の先に向かう方向)に行います。遠心性に行うのは、心臓から送り出された血液の循環を手足の先まで良くするためです。なので、手足の先までやることが大事です。
私は指圧の専門学校卒なので、あん摩について部分的にしか学習しませんでしたが、全身に対する施術方法があるはずです。

 

マッサージ(オイルマッサージ)
オイルマッサージは、あん摩や指圧と違って身体の表面を手を滑らせながら行う手技を主とします。施術の際、受ける人は裸になって、全身にマッサージを受けます。使用するオイルはピンからキリまで様々です。最近はアロマを使ったオイルを使っているところが多いのではないでしょうか。オイルは直接肌に付き、吸収されるものなので、良いものを使えばそれだけ肌にも良い効果が期待できます。

マッサージは、とにかく眠くなる、というのが個人的な意見です。とにかく心地よくて寝てしまいます。専門学校でマッサージの授業を受けた際も,毎回かなり深く寝ていました。身体の表面を手が滑って行く感覚がおそらく気持ち良さを生み出しているんだと思います。
オイルを使った美肌効果などもあって、エステのようなお店でオイルマッサージは主流ですよね。

オイルマッサージは、循環系、つまり血液とリンパの流れを良くする事を主な目的とします。施術は求心性(手足の先から身体の中心に向かう方向)に行います。手足の先まで行き渡った血液とリンパを心臓に向かって戻してあげる効果があります。このため、リンパや血液の流れが滞ったことによって起こる「むくみ」に大変効果があります。

 

指圧
指圧はあん摩と似ていますが、刺激の仕方が異なります。揉まずに「圧して離す」を繰り返します。手ぬぐいは必須ではありません。使わずに施術をするケースもあります。

圧している時間の長さによって様々な効果を出せるのも指圧の特徴です。長く圧せば痛みを和らげる効果、短く圧せば筋肉を活発にする効果、などが期待できます。あん摩よりは施術に時間がかかる、というのが個人的見解です。そして、その分ゆっくりなリズムで行うので、リラックスできる気がします。オイルマッサージほどではありませんが、自分は寝てしまう事もたまにあります。

指圧の主な対象は、筋肉と神経で、あん摩と同じ遠心性に施術していきます。あん摩と同様、末端まで血流を良くする事が期待できます。また、神経痛を和らげたり、副交感神経を調整したりすることも狙っています。
その他の詳細は当院 指圧とは ページをご参照ください。

 

ざっくりとではありますが、3つの手技について書いてみました。どれが良いとかいうことではなくそれぞれに良さがあります。そして、あとは受ける人の好みでどれにするかを選ぶのが良いと思います。

余談ですが、あん摩にはかなり面白い技がたくさんあります。画像検索しましたが見つからず、うまく紹介できないのですが、耳に指を突っ込む「耳鐘(耳鐘)の術」、背中の上で手を転がすようにゴロゴロする「車手(くるまで)」などなど、、、かわいい感じの技が多いです。

それではまた次回。

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