指圧とマッサージ その1

「指圧とマッサージって同じなの?」
「指圧って、マッサージのことだよね?」
「マッサージのお店をやってるんですよね?」

自由が丘に指圧院を構えてから、こういう質問をよくされる機会がかなり多いです。
そして、街を歩いていると「指圧マッサージ」なる看板をよく見かけます。

一般的には指圧もマッサージも同じものととらえれているということが分かります。そして、それはしごく当然なのです。なぜなら

  • サービスを提供する側が、2つを混同していたり、宣伝のためにネーミングしている
  • サービスを受ける側にしてみれば、そんな定義は特に気にせず、自分に合った効果のあるものが受けれれば良い

という現実があるからです。

しかし、正確には両者は明らかに似て非なるものです。こういう仕事をしているし、自分は指圧にこだわりがあるので、このブログシリーズでは、両者が具体的にどう違うのかを書いてみようと思います。読んだ人が、手技療法を選ぶ際の参考にもなればと思います。

 

第1回の今回は教科書的な説明をみてみます。私が指圧の専門学校で学んだ定義では、それぞれ以下のようになっています。
ここでは、国家資格「あん摩マッサージ指圧師」の名前の由来である3つの手技療法について書きます。

あん摩
「あん摩は薄い服の上から施術を行い中心部から末梢の方向に筋肉を対象に揉捏法を主として筋肉の硬結を取り除き、筋組織の循環を良くし、新陳代謝を盛んにし栄養を高め機能も盛んにする。また目的に随って他の手技をいろいろに組合わせてリズミカルな複合圧としての刺激を与えて生体の機能調節を図る」

マッサージ
「マッサージは皮膚に直接、滑剤を用いて施術するもので、あん摩とは逆に末梢から中心に向かって主に循環系を対象に軽擦法、揉捏法を施し、血液、リンパの還流を促し、また他の手技をいろいろに組合わせて与える刺激に変化を加え多種多様の生体反応を期待する。」

指圧
「指圧は、薄い衣服の上から生体に現れる反応点を対象として主に一点圧の刺激を遠心性に与え、圧反射機転により神経、筋の機能を調整するものである。」

(医道の日本社刊「あん摩マッサージ指圧理論」より)

すみません、小難しくなりました、、、小難しい用語は特に気にせずに2つほど分かりやすいポイントを拾ってみると、
・マッサージは皮膚に直接触る
・指圧は服の上から触る
ということ、
・マッサージは滑剤(つまりオイル)を使う
・指圧は活剤は使わない
という違いがあります。

すると、マッサージは「オイルマッサージ」のことを言っていることが分かります。あん摩は、この2つの点では指圧と一緒です。教科書的に見るだけでも、指圧とマッサージは全くの別物です。なお、おけたく指圧院ではマッサージは行っていません。

 

では、続きは次回。
参考までに、上記3つの動画リンクを下に付けておきます。どれも気持ち良さそうですね〜。

あん摩

マッサージ

指圧

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